池田組系「志龍会」幹部射殺事件 1人でいたところを宅配業者装う計画的な犯行

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　今月９日に、宮崎市田代町の特定抗争指定暴力団・池田組系「志龍会」の事務所で発生した射殺事件で、死亡した志龍会幹事長で「四代目城士会」の上津曲哲也会長（５２）は事件当時、事務所内に１人でいたところを、段ボール箱を持ち宅配業者を装った男が訪問し、入口のドアを開けた直後に銃撃され事務所の玄関付近で倒れたことが分かった。

池田組系志龍会の本部事務所

事件当時の現場周辺

　県警は、この事件で現行犯逮捕され、１１日に殺人容疑で宮崎地検に送検した、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「十代目稲葉地一家」組員で、「吉井組」組長・吉井誠容疑者（６３）＝住所不詳＝が、事務所の態勢など入念な下調べをした上での計画的な犯行とみて捜査を進めている。