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池田組系「志龍会」傘下組長への殺人未遂 山口組系「石井一家」幹部に 懲役12年の判決

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 宮崎地裁(船戸宏之裁判長)で5日、2020年9月に宮崎県宮崎市内で対立する特定抗争指定暴力団池田組傘下組長を刃物で切りつけ殺害しようとしたとして、殺人未遂などの罪に問われている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「四代目石井一家」幹部で「四代目江口組」組長・下藤勝一郎被告(56)の裁判員裁判での判決公判が開かれ、船戸裁判長は「犯行態様は執拗で危険なものである」として、実行犯の下藤被告に対し懲役12年(求刑・懲役14年)の判決を言い渡した。

池田組系志龍会傘下夏田組組長を刃物で襲撃-山口組系石井一家傘下江口組組長を逮捕

事件当時の現場周辺

池田組系志龍会傘下夏田組組長を刃物で襲撃-山口組系石井一家傘下江口組組長を逮捕

 下藤被告は2020年9月14日、宮崎市橘通西1丁目のマンション駐車場で池田組系「志龍会」傘下「二代目夏田組」の中岡慎太郎組長(50代)に対し、殺意を持って頭や腰などを出刃包丁で突き刺し、全治2か月の重傷を負わせたとされる。

 また指示役で、殺人未遂で起訴されていた石井一家幹部で「川近総業」会長・原義一被告に対しては「重要な役割は果たしているが被害者を死亡させる危険性の高いものであると認識していたとまでは認められない」などとして、傷害罪で懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡した。

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