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岡山地裁で5日、今年4月に岡山県倉敷市の住宅に手榴弾を投げ込んで爆発させたとして、爆発物取締罰則違反や建造物損壊などの罪に問われている、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系五代目山健組傘下「浩竜会」会長・池上竜太郎こと池上龍太郎被告(63)=広島県福山市=の初公判が開かれ、池上被告は「間違いありません」と起訴内容を認め、検察側は懲役16年を求刑した。
岡山地方裁判所
池上被告は今年4月18日午後10時ごろ、倉敷市玉島上成の特定抗争指定暴力団・池田組元幹部の知人宅内の駐車場に手榴弾を投げて爆発させ、家の壁や窓ガラスと、隣接するコーポなどの窓ガラスや壁、車などを損壊させたとされる。ケガ人はいなかった。
検察側は、「敵対する暴力団組織を牽制する目的で敢行されたことは明らかである」「近隣住民は不安や恐怖を抱えている」などとして懲役16年を求刑した。
一方、弁護側は「長い刑期を覚悟していて再犯の可能性はない」などとして懲役10年程度が相当と主張した。判決は12月18日に言い渡される予定。