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岐阜県警組織犯罪対策課と養老署は25日、株式分配金の手数料名目で兵庫県の高齢女性から現金を詐取したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「四代目矢嶋組」組員・藤田和宏容疑者(55)=大阪市中央区島之内=を詐欺の疑いで再逮捕した。
詐欺事件の押収品
藤田容疑者は仲間と共謀して2023年11月中旬から2024年1月8日までの間、兵庫県西宮市在住の無職女性(70代)に対し、株式の分配金を受け取るには手数料を支払う必要があるなどとウソの電話をかけ、複数回にわたって現金計約2947万円をだまし取った疑いが持たれている。
藤田容疑者は今月4日、岐阜県と神奈川県の高齢女性2人から、同様の手口で現金計約3235万円をだまし取ったとして詐欺の疑いで逮捕されていた。
県警が2024年8月に指示役の男(26)を詐欺容疑で逮捕し、これまでに受け子など計5人を摘発していて、 暴力団員を含む「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」の犯行とみて全容解明を進めている。