宮城県警は、暴排規約のある宮城県内のゴルフ場で暴力団の身分を隠して会員登録したとして、指定暴力団・住吉会傘下幹部・近正孝容疑者(52)=宮城県仙台市青葉区=を詐欺の疑いで逮捕した。
宮城県警察本部
近容疑者は2022年4月下旬、暴排規約のある宮城県内のゴルフ場を利用するのに必要な会員登録をする際、暴力団員ではないと虚偽の申告をして会員カードを交付させた疑いが持たれている。
県警による暴力団排除条例に基づく捜査の過程でゴルフ場とやり取りしていたところ、会員名簿の中から近容疑者の名前が発見され逮捕に至った。調べに対し、近容疑者は「会員カードを受け取った覚えがある」と容疑を認めている。
県警は、近容疑者の暴力団としての活動実態を調べるとともに、ほかの余罪など調べを進めている。