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広島県警は19日、春と夏の高校野球の全国大会で、客に現金を賭けさせて優勝校などを予想する野球賭博を運営したとして、指定暴力団・六代目共政会系「二代目流川」組員・木村年広容疑者(50)=広島市中区流川町=が賭博容疑で逮捕された事件を受け、二代目流川の組事務所を家宅捜索した。
二代目流川を家宅捜索
木村容疑者は2021年8月と2022年3月の高校野球の全国大会で、出場校を事前予想をもとに複数のグループに振り分け、どのグループから優勝校・準優勝校が出るかを予想させる「連勝単式」方式で男性客に予想させ、2回にわたり1口千円で10口ずつ、計2万円を賭けさせた疑いが持たれている。予想が当たれば申し込み口数に応じて配当金を賭客に支払い、予想が外れれば賭金を徴収していた。
調べに対し、木村容疑者は「何も言いたくない」などとと供述しているが、過去数年間にわたって同様の賭博を行っていたとみられ、野球賭博で得た利益が流川の資金源になっていたとみて組織的関与などを詳しく調べている。