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岩手と宮城両県警の合同捜査本部は、拳銃1丁や覚醒剤を不法に所持していたなどとして、岩手県と宮城県を拠点とする「匿名・流動型犯罪グループ(通称・トクリュウ)」メンバーの無職・志田藤治哉容疑者(50)=住所不定=や、自営業・玉山克彦容疑者(49)=盛岡市南大通=ら岩手県、宮城県、千葉県などの30代から60代の男女8人を銃刀法違反の疑いで逮捕した。同本部は「捜査に支障がある」として8人の認否を明らかにしていない。
押収された拳銃や覚醒剤
志田藤容疑者は犯罪グループのメンバーらと共謀し、2023年10月ごろから今年4月18日ごろまでの間、拳銃1丁をかわるがわる所持していたほか、志田藤容疑者と他のメンバー2人は覚醒剤数グラムを営利目的で所持、密売した疑いが持たれている。
今年2月に玉山容疑者が別の事件で逮捕され、その後の玉山容疑者宅の家宅捜索の際に、覚醒剤3.5グラム(末端価格およそ23万円相当)と、拳銃1丁が見つかり押収していた。
同本部は、拳銃や覚醒剤の入手経路のほか、暴力団の関与など組織的背景を視野に事件の全容解明を進めている。