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投資詐欺の被害者8人が「代表者責任」根拠に「道仁会」前会長らに約3億円の賠償を求め提訴

 東京地裁に8日、指定暴力団・道仁会幹部を中心とする詐欺グループに事業投資を持ち掛けられ、あわせて2億5000万円以上がだまし取られた事件で、被害者8人が当時の四代目道仁会小林哲治前会長や幹部らに対し、あわせておよそ3億円の損害賠償を求めて提訴した。

東京地方裁判所

東京地方裁判所

 訴えを起こした8人は2017年11月から2018年11月の1年間で、道仁会幹部を中心とする詐欺グループから、実態のないカジノ事業への投資を持ち掛けられ、あわせて2億5000万円以上がだまし取られたとし、暴力団対策法で定める「代表者責任」を根拠とし、当時の道仁会の会長らに損害賠償を求めて提訴した。

 この投資詐欺事件では、詐欺罪に問われた道仁会幹部に対し、東京地裁が今月7日に懲役11年の実刑判決を言い渡している。

 また、福岡、熊本の両県警はこの提訴を受けて8日、原告8人に不安をあおるなどの請求妨害行為をする可能性があるとして、別々の道仁会系幹部に対し’’被害者への妨害行為を禁止’’する仮命令を出した。仮命令では原告8人やその配偶者に面会を要求したり、自宅や勤務先付近を徘徊したりすることなどを禁じている。両県警はそれぞれ意見聴取をした後、本命令を出す方針。

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