大阪府警は28日までに、大阪市天王寺区のマンションに強盗に入る目的で侵入したなどとして、指定暴力団・二代目東組系組員・橋爪和治容疑者(52)=大阪市西成区=ら男女4人を強盗予備と住居侵入の疑いで逮捕した。
橋爪和治容疑者(52)
橋爪容疑者ら4人は共謀して2024年11月、大阪市天王寺区のマンションに強盗する目的で宅配業者を装って侵入した疑いが持たれている。マンションに侵入したのは3人で、マンション内の防犯カメラには男らがマスクや帽子をかぶって、粘着テープなどを用意する様子が映っていた。橋爪容疑者は指示役とみられている。
侵入した男らは30分間で2回、同じ部屋のインターフォンを鳴らしたが、不審に思った住人が荷物をドアの前に置くよう伝え、玄関のドアを開けなかったため、被害はなく未遂に終わった。玄関には荷物が置かれていなかったことから、住民が警察に相談して事件が発覚した。
府警は4人の認否については明らかにしていないが、防犯カメラ映像などの捜査から、他にも事件に関わっている人物が少なくとも2人いるとみて行方を追っている。