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建設会社会長射殺など市民襲撃4事件に関与 工藤會系「瓜田組」組長に無期懲役の判決

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 福岡地裁(神原浩裁判長)は10日、北九州市で2011年に建設会社会長・内納敏博さん(当時72)を射殺するなど、4つの事件に関与したとして、殺人や組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などの罪に問われた特定危険指定暴力団工藤會幹部で「瓜田組」組長・瓜田太被告(60)に対し、求刑通り、無期懲役の判決を言い渡した。

福岡地方裁判所

福岡地方裁判所

 瓜田被告は他の組員と共謀して2011年11月26日夜、内納さんの自宅前で首を撃ち射殺したほか、2010年の暴追運動リーダーの自治総連合会会長宅への発砲し、2011年の大手ゼネコン・清水建設社員への発砲、2013年の工藤會総裁・野村悟被告(76)の指揮命令に基づいた女性看護師襲撃など、4つの事件にそれぞれ関わったとしている。

 これまでの裁判では、弁護側は上位の幹部と実行グループの仲介役を担ったとする直接的な証拠はないなどとして、無罪を主張していたが、福岡地裁は瓜田被告の共謀を認定し、検察側の求刑通り、瓜田被告に無期懲役の判決を言い渡した。

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