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福岡地検小倉支部は26日、福岡県福津市で2011年5月に準大手ゼネコンの社員宅に銃弾が撃ち込まれた事件に関与したとして銃刀法違反などに問われ、今月13日に一審の福岡地裁小倉支部が無罪判決を言い渡した、元特定危険指定暴力団・工藤會系「四代目極政組(現在は五代目)」組長(57)について、判決を不服として福岡高裁に控訴した。
福岡地方検察庁小倉支部
この事件は2011年5月6日午前1時35分頃、東京に本社を置く準大手ゼネコン九州支店に勤務する男性(当時59)宅に銃弾5発が撃ち込まれ、玄関ドアなどが損壊されたもので、元組長は既に有罪判決を受けている実行役の工藤會系元組員らと共謀して犯行に及んだとして、銃刀法違反などの罪に問われていた。
一審判決で地裁同支部は、「検察の立証の柱である実行役の供述が変遷していて、信用することはできない」と指摘し、その上で「合理的な証明がされたと言うことはできない」などとして無罪を言い渡していた。