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熊本地裁(中田幹人裁判長)で4日、覚醒剤密売などの罪に問われていた覚醒剤を密売したとして麻薬特例法違反と覚醒剤取締法違反の罪に問われている、指定暴力団・道仁会傘下幹部・刀根健将被告(36)=熊本市中央区渡鹿=の判決公判が開かれ、中田裁判長は刀根被告に懲役6年・罰金200万円、さらに犯罪収益として追徴金124万円(求刑・懲役8年・罰金200万円)の判決を言い渡した。
熊本地方裁判所
刀根被告は、2020年に覚醒剤使用の罪で判決を受け、執行猶予中だった2022年9月から約5か月の間、複数人に営利目的で何度も覚醒剤密売を繰り返したなどの罪に問われ、これまでの裁判では起訴内容を概ね認める一方で、犯罪収益の金額については一部を争っていた。認めていた。
判決で中田裁判長は、「執行猶予中の犯行で、公判中に『暴力団をやめるつもりはない』と述べるなど、再犯の恐れも否定できない」と指摘し、刀根被告に実刑判決を言い渡した。