警視庁組織犯罪対策2課は6日、執行猶予中にパスポートを不正取得したとして、準暴力団・チャイニーズドラゴン(怒羅権)内の「高木グループ」と呼ばれる集団のリーダー格・高木勝容疑者(33)=住所不詳=を旅券法違反の疑いで逮捕した。
警視庁本部
チャイニーズドラゴンは中国残留孤児2世、3世が中心の不良グループで、高木容疑者は「高木グループ」と呼ばれる集団のトップだった。
高木容疑者は、傷害罪で有罪判決を受けて執行猶予中だった事実を申告せず、2011年3月に東京都内のパスポートセンターで一般旅券を取得した疑い。ドラゴンが関わった別の事件の捜査で発覚した。
高木容疑者は同12月、中国に逃亡したが、不法滞在の罪で現地当局に拘束された。今月、服役を終え、警視庁に身柄を引き渡された。