警視庁組織犯罪対策4課は21日、2015年12月に東京都台東区の路上で殴り合うなど乱闘したとして、指定暴力団・山口組傘下幹部・桂川和信容疑者(63)=住所不定=ら組員3人と、準暴力団・「チャイニーズドラゴン(怒羅権)」メンバーの会社員・姜海鋒容疑者(44)=中国籍・台東区小島=ら3人の計6人を暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕した。
警視庁本部
6人は2015年12月16日午後7時ごろ、台東区上野2丁目の路上で、桂川容疑者ら山口組傘下組員側と、姜容疑者らチャイニーズドラゴンメンバーの双方が殴り合うなど乱闘をした疑いが持たれている。ケガ人はなかった。
桂川容疑者らが、姜容疑者らに「何たむろしているんだ」などと因縁を付けたといい、乱闘現場には逮捕した6人を含め、双方合わせて十数人がいたとみられている。調べに対し、桂川容疑者は容疑を認め、姜容疑者は「殴っていない」と否認している。
同課は、山口組とチャイニーズドラゴンによる上野地区周辺の勢力争いの可能性もあるとみて、詳しい経緯などを調べている。