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元松浦市議への名誉棄損で虚偽文書を作成 新たに会社員の男を逮捕 3人目の逮捕者

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 長崎県警松浦署は、今年2月に長崎県松浦市内の飲食店2店舗を介して、松浦市議会議員だった男性(当時30代)が「正月明けから連日連夜はしゃいでいる」「わいせつ罪を犯している」などの虚偽内容が書かれた複数の文書を客らに配り、男性の名誉を傷つけたとして、元広域暴力団・一和会系二代目山広組若頭で「後藤組」組長だった無職・後藤栄治こと宮本榮治容疑者(75)=長崎県諫早市天満町=が名誉毀損の疑いで逮捕された事件で、新たに共犯として会社員の男(58)=松浦市志佐町高野免=を名誉毀損の疑いで逮捕した。

長崎県警察本部

長崎県警察本部

 男は宮本容疑者からの依頼を受け、元松浦市議の男性について虚偽の事実が書かれた封書を複数作成した疑いが持たれている。同署は作成の場所や、時期については捜査中としている。

 この事件を巡っては、今年2月下旬に封書を知人に配布したとして、自営業の男(63)=松浦市志佐町浦免=も逮捕されていて、この事件での逮捕者は3人目。県警は、「他にも共犯者がいる可能性がある」として3人の認否を明らかにしていない。

 被害を受けた元松浦市議の男性は、2月29日に松浦市内の川沿いで死亡しているのが発見され、自殺を図ったとみられているが、関係者が被害届を出し告訴していた。

 主犯の宮本容疑者は、1985年1月26日に大阪府吹田市で発生した、四代目山口組竹中正久組長、中山勝正若頭、組員で「南組」の南力組長ら3人の射殺事件に関わったとして、警察庁が公開指名手配していた人物で、この射殺事件ではすでに時効が成立している。

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