対立不良グループ襲撃目的でバットなど持ち集合 住吉会傘下組員や少年ら5人を逮捕

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　埼玉県警組織犯罪対策１課などの合同捜査班は２３日までに、対立する不良少年グループに危害を加えるためコンビニ駐車場内で金属バットなどを準備して集まったとして、指定暴力団・住吉会傘下組員（２３）＝新座市新座１丁目・フィリピン国籍＝など、１８～２０歳の男や少年ら５人を凶器準備集合の疑いで逮捕した。県警は共犯事件のため、男らの認否を明らかにしていない。

埼玉県警察本部

　組員ら５人は非行少年グループと共謀して８月１０日午前２時４５分ごろ、埼玉県南埼玉郡宮代町のコンビニエンスストア駐車場内で、対立する別の不良少年グループに危害を加えるため、金属バットの様なものを準備して集まった疑いが持たれている。

　同日午前３時半ごろに目撃者から「コンビニ付近に木刀かバットのような棒を持っていてこれからケンカするのではないか」と１１０番通報があり事件が発覚。目撃者への聴取や防犯カメラの捜査などから犯行を特定した。

　男らは複数の暴走族グループに所属し、SNSで「集まれるやつ集まれ」との呼びかけで集合していた。今回逮捕された男や少年の一部は９月にさいたま市大宮区内で金属バットなどを準備したとして凶器準備集合で逮捕されていた。

　県警は、ほかにも共犯者や暴力団組員が複数関与しているとみて、詳しい状況などを調べている。