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会社役員射殺事件 工藤會系「田中組」幹部が初公判で無罪を主張

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 福岡地裁(神原浩裁判長)で14日、2011年に北九州市小倉北区で建設会社役員が射殺された事件で、殺人と銃刀法違反の罪に問われた特定危険指定暴力団工藤會系「田中組」幹部・松田洋典被告(45)の初公判が開かれ、松田被告は「事件には一切関与していない」と無罪を主張した。

福岡地方裁判所

福岡地方裁判所

 検察側は冒頭陳述で、松田被告は別の組員に対し、被害者の行動確認を指示し、電話で報告させていたなどと説明。弁護側は「被告は現場に一切行っていない。共謀したことを直接示す事実もない」と主張した。

 松田被告は工藤會幹部で「瓜田組」組長・瓜田太瓜田太被告(57)=殺人罪などで起訴=らと共謀して、2011年11月26日夜に同区妙見町の内納敏博さん=当時(72)=の自宅前で内納さんに向け2回発砲し、うち1発を首に命中させて射殺したなどとされる。

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