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宮城県警生活環境課と仙台中央署などは17日、宮城県仙台市の繁華街・国分町などで常習的にキャバクラ店などへの不正な客引きを行っていたとして、統括役とみられる特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「二代目東海興業」組員・片倉栄司容疑者(52)=仙台市太白区東中田2丁目=と、客引きグループのリーダーで会社役員・佐々木允耶容疑者(44)=仙台市宮城野区枡江=、同グループの客引きの実行役4人のあわせて6人を宮城県迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕した。県警は「捜査に支障がある」として6人の認否を明らかにしていない。
片倉栄司容疑者(52)
仙台市の繁華街・国分町
6人は2023年4月から10月までの間、国分町周辺の路上で通行人らに対して、常習的にキャバクラ店や風俗店などへの不正な客引きを行っていた疑いが持たれている。
県警は16日夜、客引きグループの関連先として、仙台市青葉区国分町のビルにあるキャバクラ店や風俗店などを家宅捜索し、従業員名簿など関係書類を押収した。
このグループは、客を店に連れて行った報酬を店などから得ていたとみられ、県警は客引きの報酬が暴力団の資金源になっていた可能性もあるとみて、グループの実態について詳しく調べている。