宮城県警は、2023年11月に宮城県仙台市青葉区の繁華街で客引き行為をしたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「二代目東海興業」組員・片倉栄司容疑者(52)=仙台市太白区東中田2丁目=と、青葉区国分町のガールズバー経営者の男など4人を風営法違反の疑いで逮捕した。
片倉栄司容疑者(52)
4人は共謀して2023年11月23日午前0時半頃、青葉区国分町の路上で、通行人に「お探しですか」「カウンター越しと隣だったらどっちがいいですか」などと声をかけ、客引き行為をした疑いが持たれている。片倉容疑者がグループに指示を出し、ガールズバーへの客引きをさせていたとみられている。
逮捕された4人のうち3人は、国分町などで常習的に客引きを繰り返したとして今年1月17日にも逮捕されていて、その捜査の過程で今回の事件が発覚。関係先の家宅捜索などで押収した資料などから、4人は店ぐるみで客引き行為をしていたとみられる。
県警は「捜査に支障が出る」として4人の認否を明らかにしていないが、客引きで得た金が暴力団の資金源になっていた可能性が高いとみて調べを進めている。