反社会勢力による事件やニュース
T

九州誠道会系組長射殺事件 道仁会傘下組員2人が関与ほのめかす

◀◀関連記事▶▶

 福岡県大牟田市の路上で2008年9月、指定暴力団・九州誠道会傘下の井場徹組長(当時50)が射殺された事件で、対立する指定暴力団・道仁会傘下組員2人が犯行に関与している疑いが強いことが福岡、熊本両県警の合同捜査本部の調べでわかった。

福岡県警察本部

福岡県警察本部

 犯行に使われた拳銃は川に捨てられたとの情報もあり、捜査本部は1月末から福岡県南部の川を捜索し、組員の関与について裏付けを進めている。

 2人は熊本市に本拠を置く道仁会傘下組織の組員で、携帯電話の不正利用事件で逮捕された。そのうちの1人が井場組長殺害事件についての関与をほのめかしているという。

 事件は、2008年9月15日午前9時35分頃に発生。井場組長は大牟田市岬の自宅マンション前路上で、男に右胸などを拳銃で数発撃たれて殺害された。

 道仁会は2006年5月、会長人事を巡って分裂。脱会した勢力が発足させた九州誠道会と抗争を続けてきた。2007年8月には当時の道仁会会長(当時56歳)が、九州誠道会系組幹部に射殺されるなど、これまでに両組織の関係者6人が殺害されている。

 2007年11月には、佐賀県武雄市の病院で入院中の男性患者が、九州誠道会系組員と間違われて道仁会系組員に射殺される事件が起きた。また、今年1月20日には、福岡県柳川市のすし店で、道仁会系組長(50)が銃撃されて重傷を負う事件も発生。二つの組織の関係者が絡む銃撃事件が相次いでいる。

SNSでフォローする
T