中国人観光客の頭を踏みつけるなど暴行「チャイニーズドラゴン」関係者ら3人を逮捕

　警視庁組織犯罪対策２課は、東京都新宿区歌舞伎町で中国人観光客の男性２人に暴行を加えてケガを負わせたとして、いずれも準暴力団・「チャイニーズドラゴン（怒羅権）」の構成員や関係者・手塚勤鷹こと李勤倹容疑者（３４）＝練馬区上石神井・中国籍＝ら、３４～３６歳の男３人を傷害容疑で逮捕した。調べに対し、李容疑者は「覚えていない」と容疑を否認している。

警視庁本部

　李容疑者らは２０１９年１２月１４日午後１０時ごろ、中国人観光客の男性＝（４８）＝ら２人を新宿区歌舞伎町の雑居ビルの通路に連れ込み、頭を踏みつけるなどの暴行を加えて全治１か月の重傷を負わせた疑いが持たれている。

　李容疑者らは、歌舞伎町の路上で外国人観光客を狙って「女性と遊べる」などと声をかけ、現金をだまし取る詐欺行為を繰り返していたとみられる。

　中国人観光客の男性らは、事件直前に別の客引きグループに現金約１０万円をだまし取られていて、路上で同様の客引き行為をしていた李容疑者らとトラブルになったという。