大分県警は10日午前10時、暴力団員であることを隠して不動産契約を結んだとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「四代目石井一家」幹部で、「三代目北斗会」会長・佐保裕久容疑者(50)=住所不定=ら3人が9日に詐欺の疑いで逮捕された事件を受け、関係先として石井一家の本部事務所を家宅捜索した。
大分県警察本部
佐保容疑者ら3人は一昨年11月下旬、大分県内の50代の女性が所有する大分市内の飲食店物件を契約する際、反社会的勢力でないことの確約事項があったにもかかわらず暴力団関係者が経営することを隠して賃貸借契約を結んだ疑いが持たれている。
県警は飲食店の売上金の一部が暴力団の資金源になっていた可能性があるとみて実態解明を進めている。