指定暴力団・稲川会系「二代目東一家」元総長らが関与したヤミ金事件の被害者10人が、「使用者責任などがある」として、東一家の東重欽元総長と元幹部に加え、稲川会の清田次郎こと辛炳圭総裁と、内堀和雄会長のトップ2人のあわせて4人に計1300万円の損害賠償を求め、静岡地裁に提訴した。
静岡地方裁判所
東一家の元総長と元幹部は無登録のうえ、法律の制限を超える利息をとるいわゆる「ヤミ金」を営んでいたとして、静岡県警に逮捕され、その後、有罪判決が確定した。刑事裁判の情報提供など、静岡県警が被害者を支援し提訴した。
暴力団対策法に基づく民事訴訟は静岡県内で4件目、「ヤミ金」事件で指定暴力団トップに賠償を求める提訴は全国初となる。