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メキシコから覚醒剤59キロを密輸 ブラジル人と日本人の男4人を逮捕

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 神奈川県警は4日までに、今年10月にメキシコから空輸したブルーベリーに覚醒剤約59キロを隠して密輸したとして、会社員・シロマ・デ・ミランダ・ビニシウス容疑者(28)=愛知県名古屋市中川区=ら23歳から41歳のブラジル国籍の男3人と、食品輸入会社代表・黒井實容疑者(77)=東京都杉並区=のあわせて4人を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで逮捕・再逮捕した。4人の認否は明らかにしていない。

押収された覚醒剤

押収された覚醒剤

 ミランダ容疑者ら4人は今年10月19日、覚醒剤およそ59キロ(末端価格およそ39億円相当)をメキシコから航空貨物で密輸入した疑いが持たれている。県警と横浜税関などの合同捜査で、メキシコから成田空港に到着した2592パックのブルーベリーのうち192パックから今回の覚醒剤が発見された。荷物の輸入申告者は黒井容疑者の会社だった。

 今年2月28日にメキシコからの海上コンテナ貨物に、植物油の「パームオイル」と申告された荷物から約531キロ(末端価格350億円相当)の覚醒剤が見つかった事件で、県警が捜査の過程からミランダ容疑者ら2人の関与が浮上した。

 県警は、4人のうちミランダ容疑者ら2人がメキシコ麻薬カルテルの日本担当者とみていて、事件の背後にある日本の暴力団と麻薬カルテルの関係など、事件の全容解明に向け調べを進めている。

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