ミャンマーの国境地帯で、日本人を含む1万人以上の外国人が犯罪組織に監禁され、詐欺を強要されている事件で、日本の準暴力団・「チャイニーズドラゴン(怒羅権)」が関与しているとみられることが分かった。
中国人の強制送還(江蘇省南京市)
タイ当局は、現在も数十人の日本人が監禁されているとみていて、今年1月以降にミャンマーの拠点で日本人の高校生2人を保護している。この高校生は「直属の上司は日本人だった。拠点には10人から12人の日本人がいた」と話し、別の拠点にいた愛知県の高校生(16)は「10人くらいの日本人がいた」と話していて、この犯罪組織には日本のチャイニーズドラゴンのグループも詐欺の強要に関与しているとみられている。
また、ミャンマーで特殊詐欺を働いていたとされる大量の中国人の強制送還が始まり、今月20日に江蘇省南京市の空港に約50人が到着。容疑者1人につき警官2人がタイまで派遣され、厳戒態勢で強制送還が行われた。