奈良県警は、奈良県橿原市でポーカーの違法賭博店を開いたとして、運営者で建設会社経営・北村龍治容疑者(42)=奈良県御所市=と、ディーラー役の村上太基容疑者(32)=奈良県橿原市=の2人と、店内にいた特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員・近藤魁星容疑者(27)ら客5人のあわせて7人を賭博開帳図利や賭博の容疑で現行犯逮捕した。県警は「捜査に支障が出る」として7人の認否を明らかにしていない。
奈良県警察本部
北村容疑者ら2人は23日から24日の未明にかけて、奈良県橿原市十市町の雑居ビルの一室で、違法賭博店「Poker Spot ラフテル」を運営し、客にポーカー賭博をさせた疑いが持たれている。
2024年4月に「賭博をやっている場所がある」と警察に情報提供があり、その後の捜査から賭博店を特定。家宅捜索して現行犯逮捕した。北村容疑者らは摘発を逃れるため、奈良県内で場所を転々と変えながら賭博店を運営していて、客はSNSなどで集めていたとみられる。
賭博店の収益の流れは不明で、県警は賭博客の近藤容疑者も賭博店の運営に関与していた可能性も視野に、暴力団や「匿名・流動型犯罪グループ(通称・トクリュウ)」が関与しているとみて捜査を進めている。