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タイから営利目的で大麻3キロ密輸 稲川会系大草一家幹部「大岩組」組長を再逮捕

 警視庁と千葉、神奈川両県警の合同捜査本部は30日までに、タイから国際スピード郵便を使って営利目的で大麻樹脂をムエタイのミットの中に隠して密輸したとして、指定暴力団・稲川会系「十五代目大草一家」幹部で、「大岩組」組長・大岩正延容疑者(55)=千葉市中央区栄町=を大麻取締法違反(営利目的輸入)容疑で再逮捕した。

タイから営利目的で大麻3キロ密輸 稲川会系大草一家幹部「大岩組」組長を再逮捕

タイから営利目的で大麻樹脂3キロ密輸

タイから営利目的で大麻3キロ密輸 稲川会系大草一家幹部「大岩組」組長を再逮捕

 大岩正疑者は今年2月24日、タイから営利目的で大麻を乾燥させた樹脂片およそ3キロ(末端価格1500万円相当)を、ムエタイのミットの中に隠して国際便で密輸した疑いが持たれている。羽田空港の税関検査で、千葉市内に配送予定だった荷物の中から大麻が発見された。

 同本部は2023年12月~今年4月にかけて、海外から密輸された大麻約38.6キロや覚醒剤、合成麻薬のMDMA約1万5000錠など、末端価格4億9700万円相当の違法薬物を押収していて、これまでに密売人や運搬役、薬物を購入した客など合わせて40人を逮捕、逮捕者のうち何人かは「(大岩容疑者の)指示でやった」との供述をしている。これらの薬物密輸事件はいずれも大岩容疑者が、タイ、スイス、南アフリカからの薬物密輸グループを主導した中心的な役割を担っていたとみられている。

 同本部は大岩容疑者の認否を明らかにしていないが、ほかの共犯者や余罪、密輸組織の実態解明などを進めている。

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