埼玉県警は、タイから営利目的で麻薬である「ケタミン」が密輸された事件で、新たに指定暴力団・住吉会傘下幹部・永井恭平容疑者(38)を再逮捕した。永井容疑者は、さいたま市の集合住宅に設置された宅配ボックスに、コカインやケタミンを営利目的で保管したなどとして、すでに逮捕されていて、今回で4回目の逮捕となる。
押収されたケタミン
永井平容疑者はすでに逮捕された仲間と共謀して2023年、タイから営利目的で麻薬であるケタミン約150グラム(末端価格300万円相当)をフェイスパウダーを入れる容器などに入れ、荷物の送り先を知人女性宛に郵送し、知人女性に荷物を受け取るよう指示して密輸した疑いが持たれている。調べに対し、永井容疑者は黙秘している。
県警は、住吉会傘下の組織ぐるみの犯行とみていて、永井容疑者が指示役として他の密輸事件にも関与しているとみて事件の全容解明を進めている。