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静岡県警藤枝署と焼津署、県警捜査4課、組織犯罪対策課は17日、静岡県藤枝市にあるJR藤枝駅前の繁華街で乱闘事件を起こしたとして、元指定暴力団・稲川会傘下幹部で漁師の男(61)=焼津市中港3丁目=と、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目良知組」組員(41)=藤枝市田沼2丁目=、職業不詳の男(55)=住所不定=の3人を傷害の疑いで逮捕した。
静岡県警察本部
3人は今月14日午前2時ごろ、JR藤枝駅前の路上で、漁師の男と職業不詳の男のグループと、良知組組員のグループの間で口論から乱闘となり、それぞれ頭などを複数回殴る暴行を加え、互いに打撲などのケガを負わせた疑いが持たれている。目撃した通行人が110番し事件が発覚した。一般人にケガはなかった。両グループ間には以前から遺恨があり、乱闘前日にもトラブルがあり、当日は10人対10人ほどで乱闘したとみられている。
漁師の男は元・稲川会傘下幹部で、現在は交流サイト(SNS)などで特殊詐欺や「闇バイト」の募集を行う準暴力団などの「匿名・流動型犯罪グループ」の一員で、グループ同士の利権争いや繁華街での権力誇示のために起きたとみられている。
同署などは、一般人が巻き込まれるなど、市民に危害を加えかねない抗争へ発展するのを防ぐために立件し、共犯者の割り出しを含め調べを進めている。