反社拒否のキャッシュレス決済を利用 住吉会系「富田一家」幹部を逮捕

　北海道警釧路方面本部と釧路署は２５日、暴力団員の登録を拒否しているキャッシュレス決済サービスで、アカウントを作成して利用したとして、指定暴力団・住吉会系「富田一家八代目」幹部・千坂知儀こと千坂知紀容疑者（５６）を私電磁的記録不正作出及び同供用の疑いで逮捕した。

北海道警察釧路方面本部・釧路警察署

　千坂容疑者は２０２０年２月、暴力団員の登録を拒否しているキャッシュレス決済サービスに、暴力団員であることを隠してアカウントを作成し、電気代などの支払いに決済サービスを利用した疑いが持たれている。

　調べに対し、千坂容疑者は「アカウントは作った。規約は確認していないが、ダメだろうとは思っていた」と容疑を認めていて、道警は、余罪についても調べを進めている。