宮城県警は3日、仙台市青葉区国分町にある性風俗店から「みかじめ料」名目で現金を受け取ったとして、指定暴力団・住吉会系九代目西海家幹部で「七代目吉田会」会長・最上孝弘容疑者(55)=仙台市青葉区二日町=と、組員・小倉貴幸容疑者(41)=仙台市太白区青山2丁目=ら男4人を暴力団排除条例違反の容疑で送検し、午前10時ごろから青葉区二日町にある吉田会の本部事務所を捜査員約15人態勢で家宅捜索した。
最上容疑者と小倉容疑者は今年4月頃、条例により暴力団排除特別強化地域に定められている青葉区国分町の性風俗店から従業員の男を通して「みかじめ料」名目で現金2万円から5万円を受け取った疑いが持たれている。
県警は、みかじめ料が吉田会の資金源になっていたとみて、組織的な関与や金の流れなど調べを進めている。