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「飛竜まつり」でも露店出店の権利詐取 山口組系「國領屋一家」傘下組長ら3人を再逮捕

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 静岡県警は6日、2023年5月に開催された「浜松まつり」で露店の出店権利をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目國領屋一家傘下「四代目宮野組」組長・和田強容疑者(72)=浜松市浜名区小松=らが詐欺容疑で逮捕された事件に関連して、同月27日、28日に浜松市内で開催された「第33回遠州はまきた飛竜まつり」でも出店権利をだまし取っていたとして、和田容疑者とその妻(69)=同=、露天商の男(54)=浜名区横須賀=の男女3人を詐欺の疑いで再逮捕した。

和田強容疑者(72)

和田強容疑者(72)

 和田容疑者ら3人は共謀して、2023年5月27日、28日に開かれた飛竜まつりで、暴排条項の規定があるにもかかわらず、和田容疑者が実質経営する露店であることを隠して主催者側に虚偽の許可申請をし、出店権利をだまし取った疑いが持たれている。飛竜まつりでは、お好み焼きやチュロスなど10店舗の露店を出店し、2日間で約270万円の売り上げがあったとみられる。

 「出店申込書」「誓約書」「本人確認書」などの許可申請書類は、逮捕された露天商で「静岡県西部街商協同組合」理事の男が同組合を介し、祭りの実行委員会に提出していた。

 県警捜査4課、組織犯罪対策課、浜松東署、浜北署などは、和田容疑者が約30年近くにわたり、同様の手口で複数の祭り会場の露店出店権利を不正に得ていたとみていて、露店の売上金が國領屋一家に流れていたとみて全容解明を進めている。

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