長野地検飯田支部は30日、去年9月、長野県宮田村で起きた銃撃事件で、殺人未遂の疑いで指名手配されている指定暴力団・絆會若頭で「織田連合」会長・金澤成樹こと金成行容疑者を、車で逃がしたなどとして犯人隠避の疑いで逮捕された4人を不起訴処分とした。検察は処分理由を明らかにしていない。
金澤成樹こと金成行容疑者(52)
不起訴処分となったのは、男性(41)=長野県飯田市=、男性(40)=愛知県知多市=、男性(37)=三重県四日市市=、男性(29)=愛知県一宮市=の4人。
4人は去年9月、宮田村で起きた殺人未遂事件で指名手配されている金容疑者を、手分けして大阪市まで車で逃がした犯人隠避の疑いで逮捕されていた。
事件では金容疑者が、車内で(当時)絆會系「四代目竹内組」の宮下聡組長に対し、拳銃のようなもので脇腹を撃ったとして、殺人未遂の疑いで指名手配されている。宮下組長の六代目山口組への移籍に関するトラブルとみられている。