京都地方検察庁は18日、2013年に王将フードサービスの社長・大東隆行さん(当時72)が射殺された事件で、特定危険指定暴力団・工藤會系「石田組」幹部・田中幸雄容疑者(56)を殺人と銃刀法違反の罪で起訴した。
田中幸雄被告(56)
事件の直接証拠がない中、現場のタバコの吸い殻から田中被告と一致するDNAの型が検出されたことや、防犯カメラの映像解析などから様々な状況証拠を積み重ねて起訴に至った。調べに対し、田中被告は逮捕以降、黙秘を続けている。
京都府警は、田中被告が実行犯で、複数人が関わった組織的な犯行とみて捜査しているが、事件の背景は未だ解明できていない。