福岡地検は4日、いわゆる「無尽講、頼母子講」などと呼ばれる銀行業を無許可で営んだとして銀行法違反の疑いで逮捕されていた、特定抗争指定暴力団・神戸山口組幹部で「二代目安部組」組長(75)と、安部組幹部(52)、無職の男性(38)の3人について不起訴処分とした。地検は処分の理由について「起訴するに足りる証拠がない」としている。
福岡地方検察庁
組長ら3人は2022年7月から2023年5月にかけて、福福岡県内の飲食店で事業経営者などに対して、掛け金を募り一定の配当金を支払う、いわゆる「無尽講、頼母子講」などと呼ばれる銀行業を無許可で営んだとして、今年2月に同容疑で2回逮捕されていた。