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「標章」店の経営者襲撃事件 工藤會理事長らを傷害罪に切り替えて起訴

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 福岡地検は2日、北九州市で2012年9月に暴力団組員の立ち入りを禁じる「標章」を掲示した飲食店経営会社役員の男性が刃物で刺され重傷を負った事件で、福岡県警が4月に殺人未遂容疑で逮捕した特定危険指定暴力団工藤會ナンバー3の理事長で、「五代目田中組」組長・菊地敬吾被告(45)=組織犯罪処罰法違反の罪などで起訴=について、傷害罪に切り替えて起訴した。

福岡地方検察庁

福岡地方検察庁

 4月に逮捕された他の3人も2日までに傷害罪で起訴した。同罪の適用について地検は「捜査で新たな事実が分かり、傷害事案と判明した。殺意を認定すべき材料がなかった」としている。認否は明らかにしていない。

 起訴状によると共謀して12年9月26日、同市小倉北区下到津1のマンション敷地内で男性の腰などを刃物で刺したとしている。

 地検は起訴した4人のうち元工藤會系組幹部・黒木洋児被告(38)を事件の実行役と特定して起訴した。

 事件を巡って殺人未遂罪で福岡地裁に起訴していた工藤會系組幹部ら4人についても、傷害罪への訴因変更を地裁に請求した。

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