高齢女性から現金50万円詐取 「受け子」の住吉会系「中村会」幹部を再逮捕

◀◀関連記事

　警視庁は１３日までに、高齢女性から現金５００万円をだまし取ったとして今年７月に詐欺容疑で逮捕されていた、特殊詐欺グループの「受け子」とみられる指定暴力団・住吉会系「四代目中村会」幹部・松田英昭容疑者（６０）＝東京都立川市＝を詐欺容疑で再逮捕した。

松田英昭容疑者(60)

　松田容疑者は何者かと共謀して今年６月７日～８日、東京都三鷹市の女性（９６）の自宅に孫などを装って電話をかけ、「財布を落とした。キャッシュカードやクレジットカードも入っていた」などとウソを言って現金５０万円をだまし取った疑いが持たれている。

　松田容疑者はこれまでに計９件の詐欺事件に関与し、受け取った現金は５月～６月で約２２５０万円に上るとみられ、報酬は最大で５％程度だったという。

　調べに対し、松田容疑者は容疑を認めていて、「闇バイトを知人に見つけてもらい、自ら応募した」などと供述している。警視庁は被害金が暴力団の活動資金になっていた可能性もあるとみて、金の流れなど詳しく調べている。