静岡県警は18日、今年7月に指定暴力団・稲川会系「二代目東一家」総長、東重欽容疑者(70)=韓国籍=らが組織的恐喝の疑いで逮捕された事件で、東容疑者らがヤミ金営業を行い、顧客管理などの役割分担を組織的に行っていた疑いが強まったとして貸金業法違反などの疑いで再逮捕した。
静岡県警察本部
再逮捕されたのは、東重欽容疑者と東一家幹部の2人。東容疑者らは無登録で貸金業を営み、法廷金利を超える利息で県東部の男性に50万円を貸し付けた疑いが持たれている。
2人は、貸し付けた金の取り立てで男性から現金を脅し取った疑いで7月逮捕され、家宅捜索などからヤミ金営業の疑いが強まり、18日に2人を再逮捕した。
顧客数は200人に上り、貸し付けていた金額も合わせて約1億円と県内最大規模の闇金事件とみられている。