金沢検察審査会が山口組傘下組長の不起訴処分は「不当」として再捜査求める

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　金沢検察審査会は１７日付で、石川県加賀市にあるパチンコ店の敷地内で男性に包丁を突きつけ脅したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員（５８）＝加賀市片山津町＝が現行犯逮捕された事件に共謀したとして、暴力行為等処罰法違反の容疑で逮捕された山口組傘下組長を不起訴処分としたのは不当だとして検察に再捜査を求めた。

金沢検察審査会（金沢地方裁判所内）

　この事件は２０２４年８月１５日午後１時４０分ごろ、山口組傘下組長が組員と共謀して、石川県加賀市にあるパチンコ店の敷地内で知人男性（４０代）に包丁を突きつけ脅したとして、暴力行為等処罰法違反で逮捕されたが、その後、金沢地検は不起訴処分としていた。　この不起訴処分について金沢検察審査会は、今月１７日付で「不起訴は不当」だと議決し、検察に再捜査を求めた。金沢検察審査会は議決理由について「検察官の判断は一般市民感覚として納得できるものではない。再捜査を求めるのが相当である」としている。