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身分隠してホテル宿泊 工藤会系「長谷川組」幹部ら4人を不起訴処分

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 福岡地検は、暴力団員であることを隠して福岡市内のホテルに宿泊したとして詐欺の疑いで逮捕されていた、特定危険指定暴力団工藤會系「二代目長谷川組」幹部で「永田組」の永田尊重組長(45)=千葉県市川市新田2丁目=や、橋詰拓弥幹部ら4人について、21日付で不起訴処分とした。地検は処分理由について「起訴するに足りる証拠がない」としている。

福岡地方検察庁

福岡地方検察庁

 組長ら4人は、今年1月9日に暴力団員の宿泊を拒否している福岡市内のホテルに暴力団員であることを隠して宿泊したとして、2月に逮捕されていた。

 4人はホテルにチェックインする際、「暴力団関係者ではない」などの反社会勢力排除条項のある宿泊約款を示され、組員が署名して宿泊契約を結んだとされる。

 4人はこのホテルで1泊し、翌10日に福岡市中洲の路上を歩いていたところ、パトロール中の博多署・中洲特別捜査隊に職務質問を受け、「母体組織の挨拶のため福岡に来た」などと話していた。

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