許可受けずにキャバクラを営業 幹部らの逮捕受け 道仁会系「前田一家」を家宅捜索

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　佐賀県警は１８日午後１時半ごろ、自身で許可を受けずに別人名義でキャバクラ店を営業したとして、指定暴力団・道仁会系「三代目前田一家」幹部・秀島龍二こと秀島竜二容疑者（４７）＝佐賀市愛敬町＝やその妻など、計７人が風営法違反容疑で逮捕された事件で、前田一家の本部事務所を捜査員約３０人態勢で家宅捜索した。

道仁会系「前田一家」を家宅捜索

　秀島容疑者らは、県公安委員会から風俗営業の許可を受けずに佐賀市大財１にある接待を伴うキャバクラ「Excellent Space DIVA（エクセレントスペースディーバ）」を営業したとして、秀島容疑者夫婦と前田一家組員２人を含む計７人を１６日に逮捕し、同日、関係先を家宅捜索していた。

　このキャバクラ店は秀島容疑者夫婦が実質的な経営者で、本来はどちらかの名義で風俗営業の許可が必要だったが、別の人物の名義で営業していた。夫妻以外に逮捕された組員２人を含む５人はいずれも従業員で、店の管理や経理などを担当していたという。

　県警は、店の経営で得た利益が暴力団の資金源になっていたとみて、金の流れなど詳しく調べている。