都内のホテルで覚醒剤や大麻を営利目的所持 住吉会系「大日本興行」幹部を逮捕

　警視庁大崎署は８日、宿泊していた東京都品川区のホテルの一室で、営利目的で覚醒剤や大麻を所持したとして、指定暴力団・住吉会系三代目大日本興行幹部で「中尾組」組長・中尾響容疑者（５０）＝東京都港区赤坂＝を、覚醒剤取締法違反や大麻取締法違反などの疑いで逮捕した。

警視庁本部

　中尾容疑者は今年７月に宿泊していた品川区内のホテルの一室で、覚醒剤およそ１５グラムや大麻およそ１グラムを営利目的で所持した疑いが持たれている。

　中尾容疑者が宿泊していたホテルの従業員が、「部屋に薬物のようなものが残されている」と１１０番通報して事件が発覚。警視庁が防犯カメラ映像などの捜査から中尾容疑者を特定した。

　調べに対し、中尾容疑者は「俺の物じゃない」と容疑を否認しているが、押収した覚醒剤や大麻の量などから、警視庁は中尾容疑者が営利目的で所持していたとみて、入手経路や販売先など詳しく調べている。