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「王将」社長射殺事件 工藤會系「石田組」幹部の裁判員裁判「除外」に即時抗告

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 2013年に「餃子の王将」を全国展開する「王将フードサービス」本社前で、当時社長・大東隆行さん(当時72)が射殺された事件で、殺人罪などで起訴された特定危険指定暴力団工藤會系「石田組」幹部・田中幸雄被告(57)の公判を、裁判員裁判の対象から除外した京都地裁決定を不服とし、弁護側が17日付で即時抗告した。

田中幸雄被告(2022年10月)

田中幸雄被告(2022年10月)

 京都地裁では10日に、事件担当とは別の合議体(川上宏裁判長)が行った非公開の手続きで除外を決定していた。裁判員法は、裁判員の生命や身体、財産などに危害が加えられる恐れがある場合、対象から除外すると定めていて、過去に工藤會関係者の公判で裁判員への威迫行為があったことなどから除外された例がある。

 田中被告は仲間らと共謀して2013年12月19日午前5時45分ごろ、京都市山科区の王将フードサービス本社前で、大東さんの腹部や胸に向けて拳銃を発砲し射殺したとされる。死因は失血死だった。

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