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特殊詐欺事件の被害者らが、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系組員らが関与する特殊詐欺の被害に遭ったとして、山口組の司忍こと篠田健市組長らに総額2600万円余りの損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。特殊詐欺を巡り、篠田健市組長を提訴したのは全国で初めてとみられる。
東京高等裁判所
原告の男女3人は2019年1月ごろ、山口組系組員が関与する特殊詐欺の被害に遭い、合わせて2200万円をだまし取られたという。原告らは「特殊詐欺は、組員が山口組に所属していることを利用して行われたもので、代表である組長は損害賠償責任を負う」として、篠田健市組長ら2人に総額2600万円余りの支払いを求め、東京地裁に提訴した。