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無登録で顧客とFX投資の一任契約し運用 工藤会系「緒方組」組長が初公判で無罪を主張

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 福岡地裁で19日、無登録でFX投資を募り、複数の顧客と投資一任契約を結んで金融商品取引を行ったとして、金融商品取引法違反の罪に問われている、特定危険指定暴力団工藤會幹部で「緒方組」組長・緒方哲徳被告(48)の初公判が開かれ、緒方被告は起訴内容を否認した。

福岡地方裁判所

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 緒方被告は2018年11月~2021年8月、すでに金融商品取引法違反の罪で有罪判決を受けている共犯者4人に指示し、無登録で長崎県佐世保市に住む自営業の男性など顧客14人から「FX(外国為替証拠金取引)」投資名目で金を募り、複数の顧客と投資一任契約を結び、FXの自動売買システムを使って資金を運用したとされている。緒方被告は別の事件で服役中だった2023年11月に同容疑で逮捕された。

 緒方被告は、共犯者に投資システムの販売を持ち掛けたことは認めた上で、「システムの管理や運営を行っていることは全く知らなかった」と起訴内容を否認し、弁護側は無罪を主張した。

 一方、検察側は「共謀してFXの自動売買システムを販売し、顧客と投資一任契約を結んで運用していた」と指摘している。

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