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無料案内所の看板代名目で用心棒代要求 道仁会系幹部らに再発防止命令

 佐賀県公安委員会は16日までに、無料案内所の「看板代」名目で用心棒代を要求したとして、指定暴力団・道仁会系幹部(48)=佐賀市愛敬町=と同組員の2人に対し、暴力団対策法に基づく「用心棒料等を要求する行為」の再発防止命令を出した。また組員らの指示を受けて無料案内所の看板代名目で用心棒代を要求したとして、男性(25)=佐賀県神埼市=には2024年12月23日に中止命令が出されている。

佐賀県公安委員会・佐賀県警察本部

佐賀県公安委員会

 幹部は2021年ごろから2023年に、佐賀市内の飲食店の経営者らに対し、「オレがやっている無料案内所に看板を出してくれ」「看板代は1万でいい。もし何かあった時は言ってくれ」などと言って看板代名目で「用心棒代」を要求し、毎月1万円から4万円を受け取っていたとされる。また、組員は2024年2月と6月頃に神埼市の男性に対し、飲食店などの経営者3人から用心棒代を回収するよう要求したとされる。

 この無料案内所には約40店舗の看板があり、県警によるこれらの店舗の調査などから、幹部らが看板代として継続的に受け取っていた用心棒代は年間で総額1千万円を超えるとみられている。

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