海外高級ブランド11社の財布や時計のコピー品計81点を販売目的所持 合田一家系「岡村組」幹部を再逮捕

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　山口県警岩国署と柳井署は９日、偽物の高級ブランド品を知人らに販売する目的で所持していたとして、指定暴力団・七代目合田一家系「二代目岡村組」幹部（５１）＝山口県柳井市＝を商標法違反の疑いで再逮捕した。

押収された偽物のブランド品

　幹部の男はエルメス、ルイ・ヴィトン、ロレックス、ウブロ、グッチ、プラダなど海外の高級ブランド１１社の財布や衣類、時計などコピー品計８１点を、岡村組事務所内の居室で所持し、各社の商標権を侵害した疑いが持たれている。

　男は２０２３年１０月上旬ごろ、東京都内の人物が商標権を登録している「サングラスをかけた動物の図柄」を模造した偽物の長袖Tシャツを柳井市内で男性に１万円で販売した疑いで、今年７月に逮捕されていて、その後の家宅捜索などからブランド品のコピー商品を発見し再逮捕した。

　男は「自分のものだが、販売目的の所持ではない」などと容疑を否認していて、両署はコピー商品の入手ルートなどを調べるとともに、暴力団の資金源になっていたとみて、動機や余罪についても捜査を進めている。