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松浦市議に辞職強要 「四代目山口組」組長射殺事件で時効の元「一和会」系幹部を再逮捕

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 長崎県警は25日、長崎県松浦市議会前議長の男性(30代)を脅して顔を殴るなどして辞職を強要したとして、元広域暴力団・一和会系二代目山広組若頭で「後藤組」組長だった無職・後藤栄治こと宮本榮治容疑者(75)=名誉毀損罪で起訴・長崎県諫早市天満町=を職務強要の疑いで再逮捕した。調べに対し、宮本容疑者は容疑を否認している。

長崎県警察本部

長崎県警察本部

 宮本容疑者は2023年10月20日、宮本容疑者の親族宅で松浦市議会前議長に対し、「議員をやめないと、わいせつな行為をしたと手紙でばらまく」などと脅して顔を殴り、辞職を強要した疑いが持たれている。県警は、前議長がわいせつな行為をした事実は確認できなかったという。

 宮本容疑者は今年2月に長崎県松浦市内の飲食店2店舗を介して、前議長が「正月明けから連日連夜はしゃいでいる」「わいせつ罪を犯している」などの虚偽内容が書かれた複数の文書を客らに配り、名誉を傷つけたとして今月2日に名誉毀損容疑で逮捕されていた。前議長は2月29日に松浦市内の川沿いで死亡しているのが発見され、自殺を図ったとみられている。

 宮本容疑者は、1985年1月26日に山口組と対立して分裂した一和会系組員らが、大阪府吹田市で四代目山口組竹中正久組長、中山勝正若頭、組員で「南組」の南力組長ら3人の射殺事件に関わったとして、警察庁が公開指名手配していた人物で、この射殺事件ではすでに時効が成立している。

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