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旭琉會の富永清会長が死去 弔問で全国から指定暴力団関係者が続々沖縄入り

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 指定暴力団・旭琉會富永清会長が今月12日に死去したことに伴い、全国の指定暴力団関係者が弔問で続々と沖縄入りしている。

旭琉會の富永清会長が死去 弔問で全国から指定暴力団関係者が続々沖縄入り

 24日には五代目工藤會住吉会など6団体が来沖し、弔問は23日から26日まで続く。沖縄県警は不測の事態に備え、弔問先の北中城村の事務所周辺で検問するなど警戒態勢を敷いている。

 那覇空港到着ロビーでは24日午後0時45分ごろ、県警捜査員約50人が警戒する中、旭琉會幹部が県外の暴力団関係者を出迎えていた。26日には内部抗争状態にある神戸山口組が来沖するという。

 富永会長は、1990年に三代目旭琉会(当時)を離脱し、共に離脱した団体と沖縄旭琉会を結成。その後、旭琉会沖縄旭琉会の間で抗争が勃発し、高校生や警察官が巻き添えになった。

 2011年11月、富永会長の主導で旭琉会沖縄旭琉会を再統合させ、組織名称を「旭琉會」として一本化し、自ら会長に就任し22団体約300人をまとめてきた。

 富永会長の死去後、旭琉會は会長不在となり、県警は組織のかじ取り役を誰が担うかを注視している。組織関係者は「富永会長の四十九日までは完全に喪に服す。会長ポストの話し合いはそれからになる」とし、「誰が会長に就くかは白紙の状態。一筋縄ではいかない」と語った。

 県警組織犯罪対策課は「過去には一般市民が抗争の犠牲になっている。繰り返されることがあってはならない」と警戒している。

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