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新たに「大相撲」で相撲賭博 プロ野球賭博で逮捕の山口組傘下組員ら2人を再逮捕

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 奈良県警は、プロ野球公式戦で客に勝敗の予想に金を賭けさせて野球賭博を行ったとして今年8月に逮捕されていた、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員・森慎太郎容疑者(46)=奈良県奈良市=と、介護士の男(38)=京都不京都市=が、大相撲の本場所でも客に勝敗の予想に金を賭けさせて賭博を行っていたとして、賭博開帳図利などの疑いで再逮捕した。

奈良県警察本部

奈良県警察本部

 介護士の男は今年3月から7月までに開催された大相撲の「三月場所」、「五月場所」、「七月場所」の取組で賭博の申し込みを受け付け、森容疑者は客として合計703万円を賭けた疑いが持たれている。男はスマートフォンのメッセージアプリで客を募り、別のグループでは自ら客として賭けることもあったという。

 野球賭博事件で押収した証拠品の捜査する過程で、大相撲の本場所でも賭博にかかわるメッセージアプリ上のやり取りなどが発覚した。大相撲の賭博は1口1万円で受け付け、予想が的中すれば手数料10%を差し引いた額が支払われる仕組みだったという。

 調べに対して、介護士の男は「私が胴元、森容疑者が客で、大相撲を対象とした賭博を行っていたことに間違いありません」と容疑を認める一方で、森容疑者は黙秘している。

 県警は介護士の男が暴力団関係者とみていて、賭博で得た金の流れや、賭博に参加していた他の客など引き続き捜査を進めている。

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